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第7話

こんばんは^^イベント前にブログをコソコソ・・・間に合うか?w
下書きをコピペして誤字脱字チェックするだけだから間に合わす!(`・ω・´)

ではでは、下からどうぞ^^
こっちの世界に来て、10日が過ぎた。
毎朝、城の1番上にあるテラスから見える動く木も、今日はどんな動きをするの楽しみになった。
食事の時も、喋る果物「チェリモヤ」が毎回何を言うかも楽しみの1つになった。
ただ、難点を上げるなら2つ・・・

1つは、寝る時に何も着ないで裸で寝ること。
こっちの世界で当たり前みたいだけど、どうしても恥ずかしくてグッスリ寝た気がしない。
毎日恥ずかしがる僕を見て、イライラしたのかアリンは城の魔法使いの子に、半強制的に僕を女の子に変えさせた。
「これでそなたも立派な女(め)の子じゃ!もう恥ずかしくなかろう?」と、満面の笑みだった。
でも実際は、余計恥ずかしくなった気がする・・・でも僕は、恥ずかしくないふりをした。
これ以上アリンを怒らせると、何をされるか判んなかったから^^;
それに、スカートがスースーして落ち着かない(´・ω・`)

2つ目は、朝食後の弓の練習だ。
1週間建っても、全然真っ直ぐ矢を射れないでいた。ヒョロヒョロとあさっての方向ばかりに矢が飛んでいく。
サッカーなら上手く出来るのになぁと思いつつ、この弓の練習時間だけがとてつもなく長く感じられた。

そんなある日、いつものように朝食を終えて、弓の練習をしていた。
「あ゛~~~もう~、やっぱりダメだぁo(><)(;><)o ジタバタ」
僕は弓を放り投げて、その場に座り込んだ。
びっくりしたアリンが僕のほうを見て、「どうしたのじゃ?希夢」と声をかけてきた。
「もうダメ!全然矢が真っ直ぐ飛んでいかないんだもん(´・ω・`)」
すると、アリンは僕のほうにツカツカと寄ってきて、ジーっと顔を覗き込んだ。
そして、僕の頬っぺたをムギューっと横に引っ張った。
「い、いひゃいよ・・・やめへよ・・・」
アリンが思いっきり引っ張るもんだから、千切れるんじゃないか!?ってぐらい痛かった。
「希夢よ、そなたなら絶対上手くなる!この私が保証するぞ。」
「どうして絶対なんて言えるんだよ?」
僕は怒り気味に聞き返した。
引っ張るのを止めて、今度は僕の顔に手を添えてた。
「仮に弓が上手くならずとも、弓が射れぬからと申してそなたが、そなたで無くなるわけではあるかい?それに、弓が射れれば良いというものではないと思うぞ。」
「人には得手不得手がある。私には、出来ることを極めることのほうが、人として素晴らしいことじゃと思うぞ。」
(なんだよ、そんな大人みたいなこと言って・・・)僕は何とも言えない気持ちになって、下を向いた。
アリンはそっと僕を抱きしめてきた。ビックリした僕は離れようとしたけど、彼女はそれを許さなかった。
「希夢よ、そのような顔をするでない。そなたのそのような顔など、私は見とうないのだ・・・希夢にはいつでも笑っていて欲しいのじゃ。」
アリンの声がとても悲しそうだった、彼女を悲しませたく!役に立ちたい!と思った僕は、
「うん・・・ごめんね。」と答えた。
アリンは僕を立たして顔を見た。
「そうじゃ、また絵を描いてはくれぬか!今すぐでなくてよい、そなたが描きたいと思うた時で良い。」
「うん、判った!」笑顔で答える僕を見てアリンは、頭をポンポンと叩いてきた。
「やはりそなたは笑ろうておるのが1番じゃ!可愛いからのぅ」
「だ・・・だから可愛いとか言うなよ~;;」
「可愛いから可愛いと申して何が悪いのだ!?」
アリンは笑いながらまた、ポンポンと僕の頭を叩いてきた。
「も~」と僕は口を尖らせたけど、無邪気に笑うアリンを見てたら釣られて笑ってしまった。
修練場に、僕達の笑い声が響き渡った。


城のほうからガシャガシャと音がこっちに向かってきた。
やっぱりこの音はリエンだった。はぁはぁと息を切らしらながら来た彼女は
「姫様、ヴァンピールの軍勢がこちらに向かって来ております。急ぎ、ご出陣を!」
「うむ、判った。」アリンは僕の方に向き直って
「私は出陣の準備をしてくる、そなたは城に残っておれ。」
そう言うと、アリンは走り出した。
「ア、アリン!待って!僕も行く」
「希夢、私はそなたに残っておれと申したであろう!」立ち止まって振り返って言った。
でも僕は、引き下がらなかった。何でもいいからアリンの役に立ちたかった。
「ううん、僕も一緒に行くよ!」
「し、しかし・・・」
「大丈夫だよ、じっとしてるから。それに僕が居ればみんなの士気も上がるんだよね?」
止めをさすように、アリンに言い寄った。
「それはそうじゃが・・・しかし・・・」
「ね!だからお願い」いつもの僕ならこんなにしつこくはしないけど、たとえ戦力にならなくても、今は何かしたい!の一心で頼んだ。
アリンは溜息をついて
「ふぅー、判った判った。」彼女は根負けしてしぶしぶだが僕がくることを許した。
「そなたも準備をしなくてはな。来るがよい。」
そう言うと、僕の手を掴んで走り出した。



戦場に着くと、すでに小競り合いが始まっていた。
まだ馬に上手く乗れない僕は、アリンの後ろ乗った。
「皆の者、今宵も守護者・希夢が我らと共に在る!そなたらの力、存分に振るうが良い!」
アリンの声に応えるかのように、グングンとヴァンピール軍を押し返した。
敵がちりじりに逃げて行くのが見えた。今回も勝った!と思った時、リエンが叫んだ。
「姫様!希夢様!」その瞬間、空気を切るような音がした。
アリンが僕の手を引き、覆い被さるように前に立った。
「うっ!」と、呻き声が聞こえた。
「姫様!!!」リエンが走り寄ってきた。
「の・・・希夢よ、大事ないか?」アリンが苦しそうに聞いてきた。
「大丈夫だよ」僕が答えると、アリンはニコっと笑って倒れた。
「アリン?アリーーーーン」



城に戻ってから、アリンの手当てをした。
僕を庇って背中に流れ矢が刺さったのだった、医者みたいな魔法使いの子がすぐに処置したので大事には至らないようだ。

「アリン、ごめんね・・・僕のせいで・・・ごめん、ごめんね・・・」
何かをして上げたいと思ったのに、逆に彼女を傷つけてしまった。
「そなたが気にすることではないぞ、希夢。少々矢を弾く暇がなかったのでな」アリンは僕の顔に手を当てながら言った。
「僕・・・守護者なのに・・・一体何のためにここに来たんだろ?」
自分が何も出来ない子供だと思うと、すごく嫌になった。
「そなた、そのようなことで悩んでおったのか?」怒るようにアリンは僕を見ながら言った。
「そ、そんなことって!」ムっとした。
急にアリンは手を僕の頭に手をやると、自分の方に近づけてキスをした。
「なっ!」いきなりのことで驚いたが、僕を見て、
「そなたは、このポラ・エリーヌのため。この私に逢うためにここに来たのじゃ。
「君に逢うため・・・?」
「物事はすべて必然の積み重ねじゃ、太陽や月、草木がただそこに在るようにみえて、実は生き物を育むように・・・どのような些細なことでも、起こることにはすべて意味がある。無駄に見える事柄も必ずや誰かに・・・何かに繋がっておるのじゃ。」
「希夢がここに来たのは、この国のため、この私と出会い、私達の間に何かを残し、繋ぐためなのじゃ」
(アリンに逢うために・・・この国のために・・・)
僕は、この世界にくる前は嫌なことから逃げたいといつも思っていた。でも、こっちに来てから僕の中で何かが変わった・・・何かしてあげたい!アリンのために役に立ちたいと思うようになっていた。それってやっぱり何かを繋ぐためなのかな。
「それにじゃ、そなたがおったからこそ、この度の戦もみな崩れずに無事に勝てたのじゃ!しっかりとここに来た理由はあるぞ」

怪我を負わせてしまったのに、こんなにも僕のことを必要としてくれてると思うと涙が出た。
「希夢よ、意味がない!などと自棄になるではないぞ!これからもそなたと一緒に何かを繋いでいきたいのじゃ・・・だから、私の傍から離れるでないぞ。約束じゃ!」
「うん」
アリンは優しく僕を包んでくれた。
元気になったら、アリンのために絵を描こう、今度はもっと心を込めて!
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