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第6話

さてさて、何を思ったのか連続でUPしてしまったゆづゆです・・・
こんばんは^^

この6話で下書きも尽きたので、7話以降はきっと、いや・・・絶対間が空くことは否めません!w(キリ
5話からそれぞれの台詞の色を変えずに書いてます。
だって・・・メンドくさ(ゲフンゲフン
まあ、ご要望があればまた色付けます。

では、↓から6話をどぞ~^^
僕達が食堂に着くと、豪華ってほどじゃないけど色んな果物とかが所狭しと並んでいた。
お城の、お姫様の食べるご飯だから、すんごい豪華なのを想像してたど意外と普通?で拍子抜けした。

椅子に座って、食べようとした瞬間僕は目の前の果物を見て、椅子から転び落ちた。
「どうしたのじゃ、希夢?行儀が悪いのぅ。」
と、姫に言われたものの・・・
「だ、だって・・・これ動いて・・・笑ってるんだよ!?」
皿の上には、青林檎みたいな果物がクスクスケラケラと笑いながら飛び跳ねていた。
「それはチェリモヤといってな、濃厚で甘酸っぱくとてもうまいのだぞ!」
アリンは1つ食べて、僕に説明を続けた。
笑ってるのは、熟していて最高に美味しいく、泣いているのや怒っているのはまだまだ渋く、喋っているのはもう少しで熟すのだと教えてくれた。
説明を聞いた後、僕は恐る恐る1つ食べてみた。
!!!
「うわっ、すっごく美味しい!」僕はそう言って、2つ3つと続けて食べた。
「はははっ、うまいじゃろう。私の1番の好物だからのぅ。」
アリンもチェリモヤをパクパクと食べた。

「さて、食後の運動をするかの、そうじゃ希夢もどうじゃ?」
と言って、アリンは僕の返事も聞かずに引っ張って食堂から出て行こうとした。
(相変わらず強引と言うか、我侭というか・・・)僕は苦笑した。

裏庭みたいなところに着くと、アリンは僕に弓を渡した。
「撃ってみるか?希夢よ。」
彼女は的の方を指差し、僕を見た。
いきなり渡されもなぁと思いつつ、的目掛けて撃ってみた。
やっぱり予想通り、的から大きく離れたとこに刺さった。少なくとも戦力になる為にこの世界に来たわけじゃないなぁ。
「あはは、下手くそじゃのぉ。」
笑いながら、アリンは僕の手から弓を取った。矢を持ってアリンは言った。
「見ておれ!」
彼女が矢を放つと、一直線に的の真ん中に当たった。自慢げにこっちを向いて
「ほれ、こうやるのじゃ。」
(ちくしょー格好いいじゃんかー)僕は悔しくて下を向いた。

アリンは僕の傍に来て、弓を渡してきた。
「そうがっかりするな!そなたも修練すれば、的に当たるようになるぞ!」
「そう思う?よーし、頑張るぞ~」僕は笑顔で答えた。
するとアリンは爪先立ちになって、僕の頭をポンポンと叩いた。
「やはり、そなたは笑うておるほうが似合うておるぞ!希夢」
彼女の顔が近すぎて、僕は何だか恥ずかしかった。
僕は照れ隠しに、弓を持って的に向かった。
「よ、よーし、頑張るぞー」
「そのように急いでやったからといって、すぐに上手くはならぬぞ!?そなたは守護者なのだから、私の傍におればいいのだ。」
「えーヤダよ!僕上手くなって、アリンを守るんだもん。」
「あはは、守護者たるそなたを守るのが私の使命だぞ。」
「それでも頑張って上手くなる!」
「希夢よ、そなた顔に似合わず頑固じゃのぅ。」呆れがちにアリンは笑った。
「なんだよそれヽ(`⌒´)ノムキ」
お互い顔を見合わせて笑った。

この世界に来た意味が判らなくても、こうしてアリンと毎日過ごすのもいいかな。
家や部活で嫌々絵を描くより、ずっと楽しい。
たとえ、このまま元の世界に戻れないとしても・・・僕はそう思うようになってた。


城内に戻ると、行商の人達が来てるようでたくさんの人たちが集まっていた。
アリンと僕もウロウロと見て回った。
すると、アリンは絵を売っている行商の前で止まった。
「ほ~これは良い絵じゃのぅ。」
1枚の絵を手にとって見ていた。行商の人もお金が欲しいのか、いいでしょういいでしょう~と、必死にゴマすりしてた。
でも、僕は横に置いてあった1枚の人物画が目に入った。
「僕はこっちのほうがいいなぁ、描き手の気持ちが伝わってくるみたいで。」
すると、アリンが覗きこんで言った。
「お~これは確かに良いな、優しさが伝わるようじゃ。」
行商は一気に2枚売れるチャンスと思ったのか、嬉しそうだった。
「姫様のお連れの方は、絵心がおありですな!まだ無名の者ですが腕は確かですな。」

その一言が、アリンの好奇心を突いたのか僕の手を掴んで聞いてきた。
「希夢よ、そなた絵は描くのか?」興味津々の丸い目が見ていた。
「え・・・僕は・・・描くといえば・・・・描くけど・・・」
歯切れの悪い返事を返したが、アリンには「もちろん!」と理解されたようだ。
掴んでいた手を引っ張り、僕を立たせた。
「では、今から希夢に私を描いてもらうかの!」
アリンは、僕を引っ張り走り出した。
「嗚呼、姫様絵のほうは???」行商は慌てて聞いてきたが、アリンは
「その絵はまた今度じゃ!今度。」
後ろを振り返ると、行商は売る機会を失って落ち込んでるようだった(´・ω・`)ショボーン

アリンの部屋着くと、侍女に絵の道具を持ってくるように伝えていた。
「ねぇ、アリン・・・僕は絵を描くのは描くけど、あんまり・・・」
乗り気のしない僕を気にせず、準備をしていた。
「そういうでない、1枚!1枚だけ描いてくれればよいのじゃ。」
椅子にちょこんと座ると、侍女が道具を持ってきた。僕は諦めて、準備した。
でも、アリンを描くならいいんかな?と、筆を動かしはじめた。


描き上がった絵を見たアリンが驚いた様子で
「なんと!これは素晴らしい、まるで今にも動き出しそうじゃのぅ。」
マジマジと絵を手にとって見入っていた。
「そんな大袈裟な^^;」
「いや、大袈裟ではないぞ!まことに素晴らしい!私の宝物にする。」
僕は顔が赤くなったけど、誰かにこんなに喜んでもらえて嬉しくなった。
今まで、親にも絵のことで褒められたことは無かった。いつも、「まだまだね」と冷たくされていたから。
「感謝するぞ、希夢よ。」
と言って、アリンは抱きついて頬にキスをした。
「ア、アリン・・・大袈裟だってぇ」
僕は彼女から離れようとしたが、アリンはさらにギューっと抱きついて
「照れるでない、照れるでない。」と、笑っていた。


絵を描き終わって、僕はしばらく1人でボーっと城内を散策していた。
通り過ぎる人(アリンと同じ女の子や、色々な動物たち)、みんなから「これはこれは、守護者様!」と頭を下げられて恥ずかしかった、僕も同じように会釈した。

すると、前から1人の女の子が何かを持って近づいてきて、目の前で立ち止まると。
「希夢様、お洋服が乾きましたのでお持ちしました。」
と言って、僕の学生服を渡してくれた。
「あ、わざわざすみません、ありがとうございます。」
お礼を言って会釈すると、その子もニコっと会釈を返して来た方に戻って行った。

僕は、部屋に戻って久しぶりに自分の学生服を着た。
やっぱ、こっちのほうが落ち着くなぁ。スカートじゃスースーするし^^;
着直してベッドに座ってると、アリンが入ってきた。
「希夢よ、夕食前に少し散歩に行くぞ!・・・何じゃそなたその服に着替えたのか?」
彼女は、なぜその服を着るのじゃ!?という顔で僕を見ていた。
「だって・・・スカートじゃスースーするんだもん><」
「折角、似合うておったのに勿体無いのぅ。」ぶつぶつと文句をいる。
だから、似合うも何もスーカートはイヤだって・・・まあ学生服に戻ったしいいかと、思った。
「まあ良い、散歩に行くぞ!馬も待たせておるしの、行くぞ。」
と言って、また僕の手を引っ張り部屋から連れ出した。
強引だなぁもう~・・・と思いつつついて走った。

馬に乗ってアリンの、ポラ・エリーヌの領地を散歩していると農民みたいな人達が話しかけて来た。
「姫様!お散歩でございますか?」腰をトントンと叩きながら聞いてきた。
「これはこれは、守護者様も御一緒で!」みんな深々と頭を下げた。
毎回毎回、通り過ぎる人達に頭を下げられて僕は恥ずかしくなる^^;
「希夢に美しいポラ・エリーヌを見せてやろうと思うての。」
アリンは僕の方を見ながら答えた。
「今年も豊作のようじゃの!
「これもすべて、アリン様がヴァンピール達から守って下さるお陰でございます。」
女の子や動物達は、深々と再度頭を下げた。
「何を申す、其方(そなた)らの働きあってだ!」
「もったいないお言葉にございます。」
「お気をつけて」
そう言って、彼女達は頭を下げた。

しばらく馬に乗って進みながら、僕は聞いてみた。
「ねえ、ヴァンピールって僕がここに来た夜に戦ってた相手?」
「さようじゃ」
あの吸血鬼みたいなのか・・・名前もそうだけど、僕の世界のヴァンパイアと一緒なのかな?でも、あれは本の中の話だけどね。
「でもさ、なんで戦ってるの?」
「なぜじゃと!?」彼女の顔が少し強張った。
「奴等は、この国を奪おうとしておるのじゃ。ここポラ・エリーヌは豊かな国での。農作物もよう育つし、湖も豊富でそれが飲み水になっておる。」
そう言うと、アリンは馬から降りた。
「希夢よ、馬から降りぬのか?ここからの景色は良いぞ。」そう言われて、僕は降りようと下を見た。
が、結構馬の背からは地面までは高かった。何とか降りようとゴソゴソしてると、
「もしや・・・そなた降りるのが怖いのか?( ̄m ̄〃)ぷぷっ!」
アリンは僕を見ながらニヤニヤと笑っていた。
「そんな事ないもん!」と、慌てて降りようとしたが・・・
体制を崩して落ちそうになった。ダメだ!と思った瞬間、アリンが僕を受け止めてくれた。
見上げると、アリンは面白そうにニコニコしてた。
「あ、ありがと・・・」
僕は顔を赤くして、起き上がりながら言った。
「そう照れずとも良いではないか!私としては頼られるぐらいが好ましいぞ。」
ははは!と笑っていた。
ヤダよそんなの、男としてそんなの恥ずかしいもん。僕が頼られるぐらいにならないと!
そう思いながら、アリンを見た。

「見よ、希夢。美しいであろう、この国は。」
そう言って、彼女は前方の景色に目をやった。
夕暮れ時で、湖は赤やオレンジ・薄紫色に光りとても綺麗だった。
「うわぁ~~~すごい!」僕は感嘆の声を上げた。
「ここは湖もあり、土地も豊かだ。それに民は皆働き者だ。私がヴァンピールの者であってもこの国を欲するであろう。」
「そうなんだ・・・」僕は相槌をうった。
「だからこそ、私は何があってもここ守りたい!民の皆が安寧に暮らせるようにな。」
僕は、アリンを見ながら思った。
やっぱりアリンは格好いいや、多分同い年ぐらいだろうけど・・・責任を負って、それを重荷とも思わず・・・くやしいけどすごいや。
「ん?どうしたのだ希夢・・・もしや、そなた私に見惚れたのか?」
「え!そ、そんなことないよ!」僕は慌てて答えたが、それが仇になったのかアリンは図に乗ったようで。
「照れるでない、そなた私に惚れたのであろう!ははは」
「だ・・・だから違うって!」
顔が赤くなるのが判って、思わず下を向いた。アリンは僕の肩に手を回してポンポンと叩きながら笑った。
「さて、そろそろ戻るかの。夕食の時間も近いしの。」
そう言って、アリンは僕の手を握って馬の方に歩き出した。


~つづく~
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|v・)なんともほのぼのする文体だなぁ~☆彡
|彡サッ

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>ハクさん
ほのぼの出来ましたか^^
(-_-)。。ooO(読者1人ゲット!w
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